年収をアップさせるには、経験を積む必要があります。詳細設計やコードの作成などの下流工程を担当しているなら、要求分析や設計などを行う上流工程でも経験を積むようにしましょう。上流工程を担当するだけでも収入が増えますが、そこで経験を積むと、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネジャーなどを担当できるようになり、さらに年収の増加を望めます。AIやビッグデータなど希少価値のある技術を身につけたり、クラウドやセキュリティなど専門性の高いスキルを伸ばしたりすることも、自分の市場価値を高め、年収をアップさせるのに役立ちます。
新しいスキルを身につけるには、セミナーや勉強会への参加や、Web学習や動画サービスを活用することができます。また、エンジニアのコミュニティーへの参加のほか、書籍を読む、資格を取得するなどさまざまな方法も。時間や努力が必要ですが、将来の年収アップにつなげるために必要な投資とみなせます。
企業に就職する際には、評価基準が確立されているところを選ぶ必要があります。評価基準があいまいだと、技術力があっても正しく評価されず、収入アップや昇進が不確かになります。評価基準がしっかりしており、職能給や職務給がある、技術職の昇給制度がある、IT人材の育成に力を入れているといった企業なら年収のアップがしやすくなります。企業の評価基準や給料制度を自分で調べるが難しいと感じる場合は、転職エージェントに相談すると、必要な情報が得られ、年収アップが狙いやすい企業に就職することができるでしょう。